蹴刊 そば通 ~どっかの非公式ブログ~

非公式にスポーツボランティアとかの楽しさを伝えられたらいいなあ

Jリーグの運営に素人が係われる!?

こんにちは、EQUIPO SOWVAのご隠居さんです。

 

 

あなたは「ボランティア」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?

 

以前の私はなんかこう・・・社会奉仕する人、誰かの為に無償の行為をする偉い人、あとは災害時に助けに行く人、そんなイメージでした。

そうそう、断るに断れない場合の無料労働なんかもありますね。

前者だととても私なんかには無理って思ってしまいますし、後者だとだいぶ嫌な感じがします。

どちらにしても私にはやれないかやりたくないか、縁がないものと思っていました。

 

あなたはどうでしょう?

ボランティアって楽しそうですか?

 

2009年6月20日、当時大阪に住んでいた私は徳島に徳島ヴォルティス横浜FCの試合を観に行きました。

引退するまでに生で観ておきたい選手の1人、キングカズさんが目当てでした。

前売り券を買うという発想はなかったようで、とにかく徳島、ポカリスエットスタジアムを目指して愛車のBMW(超古い)を走らせました。

 

到着して、チケット売り場に行ったのだと思います。

チケットは持っていないので、チケット売り場での出来事だと思うのです。

普通のテントだったような気がします。

そこからして京セラドームとは違うのですが、違いはそんな売り場の形の話ではありませんでした。

 

テントの中には壮年と思しき男性と二十代くらいの若い女性が立ってらっしゃいました。

彼らの佇まいは前の週に出かけた京セラドームでの阪神日本ハム戦のチケット売り場のお姉さんたちとは明らかに異なりました。

 

京セラドームは制服でしたし、手際がいいというか、事務的というか、コンビニやスーパーのレジのような感じでした。

普通です。

どこに買い物に行ってもこんなかんじですよね。

 

ところがポカリスエットスタジアムは違いました。

女性「どこからいらしてくれたんですか?」

私「大阪です」

男性と女性「えええ!!大阪から!?そんな遠くから、わざわざありがとうございますm(__)m

 

物凄く感謝され、歓迎ムード満タンの笑顔をいただいてしまいました。

が・・・ポカリスエットスタジアムに来たかったわけでも、徳島ヴォルティスを応援しに来たわけでもない私としては恐縮至極です。

 

私「あっ、いや、そんな・・・」(なんなんだ、この人達は?)

疑問が湧き上がってきました。

 

チケットを売っているだけの方ではない、というか、どちらかというと

近所のお姉さんとおじさんに見えてしまう。

京セラに比べて、よく言えばアットホーム・・・まあ素人っぽい感じがしました。

 

私「あの、失礼ですけど、チームスタッフの方ですか?」

女性「私たち、ボランティアなんです。」

私「ボランティア?」

男性「徳島ヴォルティスのホームゲーム運営をボランティアでお手伝いしてるんです。」

私「じゃあ、お仕事は別にあって?」

男性「そうです。だから毎回は参加できないんですけどね」

 

なんと!

Jリーグ、プロサッカーチームの運営に素人が参加できるだと?

しかもめっちゃ楽しそうやんけ

 

「楽しんでいってください」という言葉に見送られてスタジアムに入ってしばらくするとスタジアムDJが

横浜FCサポーターのみなさん、遠いところ徳島までお越しいただきありがとうございます!」

歓声で応える横浜FCサポさん。

グッときました。

 

素敵やんJリーグ

 

球団の社員になれなくても、プロスポーツに係われる

 

このことに衝撃を受けて徳島から帰阪しました。

そして、その年大阪を離れ地元信州に戻った私がまずしたことは

「松本 サッカーチーム」

で検索することでした。

松本にならなんかあるやろと期待して。

 

そして、松本山雅というチームに出会いました。

 

これであのおもろそうなボランティアができる!

自分には縁がないと思っていたボランティアに縁が繋がった瞬間でした。