レジェンド、レジェンドに会う
こんにちは、EQUIPO SOWVAです。
J1では残留争いがいよいよクライマックス、J2では昇格プレーオフが行われています。
山雅もプレーオフまであと一歩だったのですが、残念ながらその一歩が届かずに2017シーズンが終了してしまいました。
実は我々の仲間にはレジェンドがいます。
2017シーズンまで10年連続皆勤を続けるお兄さんが。
ボランティアに登録以降ホームゲーム運営連続皆勤!
Jリーグの村井チェアマンがアルウィンに視察に来られた際に
「田中さんにお会いしたい」
開口一番のリクエストだったとか。嘘かほんとかわかりませんが、チェアマンのコラムにはツーショット写真が掲載されています。
レジェンドは言います。
「たまたま。仕事ももうしてないし、これを中心に計画立てるからさ。ありがたいことに、結婚式も葬式もホームゲームを避けてくれるんだ。友達ももうけっこう亡くなってるんだけど、俺がこれ好きなの知ってるから、ちゃんと避けてくれるんだ。」
そうは言っても、ですよねえ?
ぼくが知る限り、毎年リーグ最終戦の終了ミーティングにはチームからどなたが挨拶に来てくださっています。キャプテンだったり、監督だったり、その両方だったり。
ここ数年は反町監督が来てくださっています。
来て下さったんですけれども、社長から素敵な紹介がありました。
あっ、社長は毎試合終了ミーティングに参加してくださっています。
「みなさん、ほんとうに今シーズンもありがとうございました。
頑張ってくれているみなさんにいい結果で応えられず申し訳ございません。
反町監督もみなさんに一言お礼が言いたいと残っていますので、ちょっとお時間をください。
それと、今日で10年連続皆勤の方がいらっしゃるということでクラブからお礼の品をご用意しました。ぜひお受けとりください。
で、その話をしましたところ、反町監督から『そのプレゼンターをやらしてくれ。ぜひ直接お渡ししたい』と言われましたので、反町監督どうぞ」(意訳)
ボランティア一同の大歓声と拍手に迎えられて反町監督が入室されました。
照れくさそうに入室されて、まずはご挨拶をいただきました。
なんて仰ったかはないしょです。
お聞きになりたい方はぜひ来シーズンは我々の仲間に!
レジェンドはいつもカウボーイハットを被ってらっしゃるからでしょう。
クラブからのプレゼントは監督とお揃い(?)のキャップでした。
社長からキャップを手渡された監督は、一瞬キャップを見つめ、それを被りました。
そしてレジェンドに呼びかけます。
車座の中から立ち上がるレジェンド。
山雅のレジェンドと呼ばれるだろう監督と我々ボランティアのレジェンドの対面です。
レジェンドはいつも通り緑のカウボーイハットを被っています。
それを見た監督
「えええ!そっちの方がいいじゃん!」
レジェンドのハットを指差し仰け反るような大きなアクションで場を盛り上げてくださいました。
レジェンドの求めに応じてサインをして、キャップをレジェンドの頭にかぶせ・・・ちょっとレジェンドの頭には小さかったようです。
ちゃんとサイズ調整を監督がして、かぶらせてくださいました。
そして最後にもうひと言おっしゃって、監督は去っていかれました。
こういうクラブの計らい、監督のお心遣いは心に沁みます。
この日は死ぬかと思うくらい寒かったのですけれども、お帰りになるサポーターの方々から掛けて頂いた「ありがとう」「お疲れ様」の声、ダンマク、そしてクラブ、監督からのプレゼントで心はぽかぽかでした。
あーあ、2017シーズン終わっちゃったなあ。