わあぁ・・・すごい ~スタジアム初体験~
こんにちは、EQUIPO SOWVAのご隠居です。
みなさんは初めてスタジアムを訪れた時のことを覚えていますか?
先月のホームゲームで全く初めてスタジアムを訪れた方をスタンドにご案内する幸運に恵まれました。
キックオフも差し迫った時間にゲートの外で案内をしている私に声を掛けてくださる女性がいました。
「あのぅ、すみません。チケットを買うにはどうしたらいいですか?」
慣れない様子だったので、当日券売り場までご案内しました。
ご案内しながらお話をお伺いすると、お友達でアルウィンに来ている方がいて、その方から噂は聞いていたとのことでした。
そのお友達は今日は都合が悪くていらしていないことはわかっていたそうですが
「お昼ころ起きたんですけど、起きた時に『あっ、山雅行ってみよ』って思ったんです。で、駅からシャトルバスで来ました。無料だし。どこで見たらいいですか?」
スタジアムに来たことない若い女性が、1人で来るって凄い。
サッカーが好きなのかな?
「全然サッカーわかりません。ミッドフロンティアとかってあるんですよね?」
・・・ありません。そういう冒険はないっす。
グッズは何か買いたいということでしたので、雨も降っているしポンチョをおススメしました。
あとタオマフはいるね。
得点してみんながぶんぶん振り回してるの見たら、絶対やりたくなるから。
なんて話をしながら当日券売り場まで歩きました。
当日券売り場にご案内して、初めてだし自由席でいいと思いますと伝えると担当者が
「アウェイ自由?」
なんで?ホームでしょ?
あっ、言われてみれば彼女が着ているのはブルーのセーター。
今日の相手は大分。
念のため確認をしてみますと、山雅側がいいと。
「なんでですか?青ダメなんですか?」
ダメじゃないんですけど、山雅のカラーは緑で、今日の対戦相手の大分のカラーはブルーなんです。
「あっ、そういうこともあるんですね。ヤバイ?
あっ、ポンチョ着たら私も緑?」
ナイスです!
ポンチョ買いましょう!
ということでサウスグッズ売り場へご案内しました。
「こんなにたくさんあるんですか?どのタオルをかったらいいですか?」
いいですね。
ワクワクしながらグッズを見回している様子にぼくも嬉しくなってきました。
とりあえずベーシックなタオマフとポンチョ買って、さっそくにポンチョを身につけてアルウィンに入りました。
ゲート4から入って、バックスタンドの様子を見てみると、バックの南側がけっこう空いてそうでした。
「あの辺でどうですか?山雅の応援席も近いし」
ということで、スタンドに入るところまでご案内しました。
途中にある選手バナーを見て
「あっ!はゆさん!!」
あれ?山雅もサッカーもご存じないのでは?
「友達に選手の写真とか見せてもらったときに、かっこいい人がいる!って。そしたら『この人ははゆさんっていうんだよ』って教えてくれたんです」
というような話をいろいろとしながらスタンドに向かいました。
そして、E-6ゲートからスタンド内に入りました。
ゲートを抜けると照明に照らされたピッチが目に飛び込んできました。
「わあ・・・」
と言葉を失う彼女
照明に照らされたアルウィンのピッチは幻想的です。
今回は小雨がさらにそれに味付けをしていました。
「すごい・・・」
しばし立ち止まる彼女。
ぼくも思い出しました。
初めてのナイトゲームで、スタンド内に入ったときのことを。
「わあ・・・」
でした。
言葉は出てきませんでした。
そしてそこに被ってくる一体感のある素晴らしい応援。
彼女は左に目を向け
「あっちより見ていいですか?」
もちろん!
ちょっと行き方がわかりにくい三角コーナーまでご案内して、ゲートに戻りました。
これはね、テレビじゃわからないです。
絶対に。
スタジアムには感動が溢れています。
アルウィンでお会いしましょう!