蹴刊 そば通 ~どっかの非公式ブログ~

非公式にスポーツボランティアとかの楽しさを伝えられたらいいなあ

スタジアムクレド

理念、クレド、ミッションステートメント、それぞれ違いがあるのだろうけれども、だいたい似たような意味合いのもので、軸に据えるものの名称だと捉えている。

そしてどの本を読んでも、関わる人全員で作り上げるのが望ましいとされている。それはそうだろう。どこかの誰かから与えられた軸に従えるだろうか?与えられたものを軸にして高揚感を得られるだろうか?

ということでEQUIPO SOWVAのクレドはEQUIPO SOWVA全員で作り上げるのが理想である。それで間違っていないはず。そしてそれはそのままホームゲーム運営での軸にしていいはずである。

いいはずなのだけれど、なにか引っかかる。

なんだろう?

 

かつて、Jリーグ参加当初はEQUIPO SOWVA120人に対して、アルバイトは10人に満たないイメージである。彼らは報道受付やVIP対応を担当していたので、直接お客さんと接することはほぼなかった。ということはホームゲーム運営はほぼEQUIPO SOWVAが担当していたので、EQUIPO SOWVAのクレドで対応してまず間違いということでもある。

ところが、2度のJ1を経験した今、運営を担当するのはEQUIPO SOWVAとアルバイト3社、それに加えて警備会社も何社か入っている。そこでのEQUIPO SOWVAの割合はどのくらいだろう?会社に確認しないことには正確なことはわからないけれども、多く見積もっても半分以下と推測される。

それは会社、クラブの成長ということで喜ばしいことでもある。

と同時に、EQUIPO SOWVAもその変化に対応していかなければならない。

EQUIPO SOWVAのクレドだけでなく、運営全体でのクレドが必要なのではないだろうか?

というのも、意識や認識に差があると感じる場面が何度かあった。例えば、ゲート前で質問をされた私の回答とゲートを担当したアルバイトの回答が食い違ってお客さんが行ったり来たりという出来事があった。施設やブースの案内ミスは毎試合のようにあった。そもそもホームスタジアムにいる理由に差があるのだから仕方がないのかもしれない。

お金のためにいるアルバイトとお金ではないところに価値を求めているボランティアが同じ対応になる方が不思議である。

しかし「心一つに」というスローガンを掲げ続けるクラブである。それは選手だけでなく、チームも会社もサポーターもファンも警備員さんもアルバイトさんもフードコートのスタッフもスポンサーもボランティアも、クラブに関わる人全部の心を一つに、ということのはず。

アルバイトだから、仕事だから、ボランティアだからバラバラでいいはずがない。

大きなone sou1のために、今こそスタジアムクレドを考える時だと感じる。

禁止事項ばかりならんだスタジアムルールではなく、我々のホームスタジアムの理想を掲げたスタジアムクレドによって唯一無二のスタジアム、クラブになれると信じている。